歴史を刻む仕事

今日は家具の仕上げのため塗装屋さんがきました。

奥様がちょっとアンテイーク調のイメージ写真を用意されてたので、エイジング(古い雰囲気を演出)が得意な塗装屋さんを呼んでいました。

その人に新品のアイアンのフェンスを少しだけ歴史を刻んだ雰囲気にとかできますか?

って軽い気持ちで聞いたら、写真のようなサンプルを作ってくれました。

これ下地はその辺にあった木材です。

ちょっとこれは錆びさせすぎだけど。でもかなりリアルに「白い塗装がサビで禿げた感じ」が表現されているって思いました。

ほんの10分くらいなので、多分もっと本気出したらかなりだと思います。

最近は一般の家庭でもアンティーク調。少し使い古した感じを求める方が結構いらっしゃいます。

こういう技法をエイジングと言ってこれまではテレビや映画の世界の仕事だったのですが、こういう趣のある雰囲気は一般の家庭でも取り入れられると思います。でも上手な職人さんと出会わないとこれこそ大変!

素晴らしい技術との出会いに感謝です。

私の素材選びのモットーは「時を経て味わいを増すもの」でも一気に時を経た味わいを作ってしまうのもありかと思います。