2020/09/26



遠藤照明という照明メーカーのショールームに行きました。
色々な照明の計画を試すことができます。
これ、写真だとあまり伝わらないかもしれないのですが・・・。
一枚めはダウンライトだけの場合。壁際の展示の洋服にムラに照明が当たっています。
2枚目は展示の洋服の背面の壁を均一に間接照明で照らしています。
明るさというのは、照明器具からでる光の量というより、何か面に当たった時反射で明るさを感じるといいます。
洋服自体を照らすのもドラマチックな演出になりますが、2枚目のように白い壁を均一に照らすことで
部屋全体を明るく感じ、安心感を持ちます。
ブティックでいうと高級でシックな色合いの服などは全体の照度を少し落として、洋服にスポットライトを当てる演出が
効果的ですが、このようにカジュアルだったりスポーティだったりする洋服では逆に後ろの壁を照らすと効果的なのだと思います。
住宅などは後者の方がリラックスできると思うのでおすすめです。
また壁を塗り壁としたり、石やタイルを貼ったりして、表情に特徴がある場合もこのように全体を均一に明るくする間接照明はその
表情の美しさを際立ててくれます。
照明計画はとても大切だなあと改めて思いました。
壁を均一に照らす。天井を均一に照らす。などの間接照明の手法を取り入れて、上質な光空間をご提案して行きたい、
照明器具とAIを絡めて、その機能も日進月歩なので時々こうしてショールームに来て実物で勉強しないと
すぐに古臭くなってしまいそうです。